罫線を使用して行末で文字を折り返し可能な便箋を作成する

Wordで便箋を作成する方法は色々と紹介されていますが、Wordで便箋の罫線を作成して文字入力も行いたいときに、行末で文字を折り返しても、罫線行は1行単位のまま変わることのない便箋を作成方法です。

罫線で便箋を作成する時に、単に本文領域で段落ごとに罫線を作成すると、文字入力を行って行末で文字の折り返しを行うと、罫線の行幅が広がって文字入力されてしまい、1行ごとに罫線のある状態になりません。

罫線で便箋の線を作成して、文字入力で行末で折り返して改行したときに、罫線は1行単位のままで動かないで文字入力ができるようにするためには、ヘッダーに行数分の罫線を作成して、本文領域で文字入力を行うようにする必要があります。

ヘッダーに罫線を作成するには
(1) 本文の文字との行位置を合わせるため、ヘッダーに塗りつぶしおよび枠線なしのテキストボックスを作成して、サイズを左右上下余白より1~2mm程度少し大きなテキストボックスにして、余白側に同じサイズではみ出すように配置します。
(2) テキストボックス内に、段落改行を必要な行数分だけ入力します。
(3) Ctrl+A ですべての段落行を選択して、段落の[罫線]の[横罫線 (内側)] を指定してすべての段落に罫線を引きます。
  フォントが游明朝でサイズが11ptの場合は、ページ設定の行数は36で、行送りは既定で18pt となっているので、罫線を引いた最後の4行分はテキストボックスに隠れて表示されてきまません。

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(4) すべての段落行選択している状態で、段落設定の「インデントと行間隔」タブで、間隔の行間を[固定値]、間隔を[15.5 pt] にすると、36行分すべてが表示されます。
※1行の行送り幅 18pt - 表の文字列との間隔上下各1pt ‐ 罫線の太さ0.5pt = 15.5pt
注) 使用するフォントとサイズによって、1ページの行数と行送りの間隔は異なってきます。

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[Esc]キーで本文の表示に戻して、ページ内に36行分の段落改行を入力します。
Ctrl+A キーで本文のすべて段落行を選択して、段落設定の[インデントと行間隔]タブで間隔の行間を[固定値]、間隔を[18.1 pt] に設定変更します。
※ページ設定の行送りは18ptになっているが、18.1ptのほうが罫線とのずれが少ないためで、繰り返し誤差によると思われる。

段落改行時に、段落の先頭行だけ1字分字下げする指定は、段落設定の [インデントと行間隔]タブで、インデントの最初の行を[字下げ]に設定します。
また、各行ごとの左右方向の文字位置を揃えるには、すべての行の段落設定を[左揃え]にします。

以上の操作により、本文を行末で自動折り返ししても、罫線は1行ごとに引かれた状態の便箋として作成できます。

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■ 標準のページ設定の値 (フォント設定が「游明朝」でサイズが11ptで、余白が既定値の場合)
行数は36行になっている。

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■ フォントとサイズは、[フォントの設定]を指定して設定できる。

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■ 本文、」およびヘッダーに作成のテキストボックス内に作成する罫線の段落は、それぞれの行範囲を選択して、以下の段落設定で設定できる。
図の左側は本文の段落設定、図の右側がヘッダーの罫線の段落設定。

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■ 一部に図を挿入した便箋としたい場合は、ヘッダー(の編集)を選択して、[挿入]の[画像]から任意の図を挿入することで作成できます。
挿入した図(画像)は、[図の形式]タブの[色]設定で文字列が見えるように、色のトーン、色の変更を行って図が薄い表示になるようにします。

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文字を入力したときに、行末で自動折り返しができる便箋を罫線で作成する方法を示しましたが、これ以外の方法としては、グリッド線を表示して、ヘッダーで図形の直線をグリッド線に合わせて便箋の線を作成する方法があります。
これについては以前の記事がありますので、そちらを参考にしてください。

Word で便箋風の横線(水平線)を作成する方法

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